FC2ブログ

    『それいいな!』の山道具

    ~ 登山人生でめぐり会えた全ての道具たちに捧ぐ ~

    | PAGE-SELECT | NEXT >>

    >> EDIT

    冬期登山の計画立案について ~必ず裏メニューも立てよう!

    えええーっと。
    ちょっと遅れ気味ではありますが、今年もようやく冬がやって来ました。
    っつーか、師走だから当たり前か。

    これから天皇誕生日連休、正月休み、成人式連休と、連続してやって来ます。
    それぞれ、今年は・・・と色々目論んでいることと思います。

    っつーわけでー、
    冬山登山の計画の立て方について述べて行きたいと思います。

    赤岳西壁

    大雑把に趣旨を述べますと、
    『冬型の天候』
    を『中心に据えて』しっかり計画を立てましょうと言うことです。

    運良く高気圧に覆われるのであれば、北アルプス北部や上越など日本海側の山へ行くには、数少ない絶好のチャンスです。
    しかし、この状況がうまいこと週末に重なるのはめったにありません。
    ひと冬に数回でもあればいい方です。
    冬山で良く起こる遭難事故のひとつは『せっかくの休みだから』と冬型の悪天候を衝いて日本海側へ行き、最悪の結果を招いてしまうことです。

    今回のレポはその『せっかくの休み』を活かすための計画の立て方をご紹介します。
    ズバリ!
    裏メニューを立てましょう

    メインメニューが厳しければ厳しいほど、裏メニューはいくつか立てましょう。
    ではどう言うことか、例を上げてご説明いたします。

    ※難易度はその山域の気象的難易度で考えてください。(ルートでは無い)

    例1) 上級者

    メイン: 剣岳(国内最難)
    裏1: 穂高岳
    裏2: 甲斐駒、南八ツ
    裏3: 奥秩父、奥多摩、丹沢

    例2) 初~中級者

    メイン: 谷川岳(天神尾根)
    裏1: 赤城山
    裏2: 奥多摩

    んーな感じで、メインが厳しければ厳しいほど、裏メニューが増えるわけですね。
    メイン(X) → 裏1(X) → 裏2 と言う考え方です。
    裏メニューの立て方は『冬型の影響順』です。
    下へ行くほど弱くなり、南関東の山は強風&低温ですが『乾いた晴天』になります。
    他の地域の方も、冬型の影響順を考慮して、山域的な裏メニューか高度・難易度的な裏メニューは必ず作れます。

    冬型にはまった場合、裏メニューが無いと『計画の練り直し』か『中止」せざるを得ません。
    この部分、誰しも『抵抗』を感じる部分です。
    また、予定日が近くなると練り直しが難しい場合があります。
    登山者の特徴的行動パターンとして『命よりも予定』を大事にする傾向があります。
    そう言う理由で『予定の強行』と言う間違った選択肢を取って、事故を起こしたりしてしまいます。
    裏メニューを用意しておくだけで、まずは『気持ちの余裕』ができ、天候を見て『んじゃ今回は』と簡単に安全な計画の方へ切り替えができるわけですね。

    私は『楽しい』裏メニューを持っていますので、容易に切り替えできます。
    冬型になった今週末、裏メニュー1泊で行く予定でしたが、昨日まだ明るいうちに下山して来ました。
    アルファ米とポタージュはあったのですが、おかず系を全て家に忘れて来てました。
    仕方なく、ソロストーブで湯を沸かして、細々とアルファ米だけ食べて下りて来ました。
    しっかり写真も撮って近々アップする予定でしたが、全てオジャンになりました。
    ま、『そのうち』アップしようと思います。

    本題をまとめます。
    毎年のことですが『何であの日にあそこへ行くんだよ』と言う事故が起きます。
    こう言う事故は『計画の段階』からすでに始まっていると思います。
    運良くではなく、運が悪くても生きてお家の帰れるような計画を立てることが、登山する上で一番大事なことだと思います。
    では裏メニューと共に、これから3ヶ月ほどの美しい冬山シーズンを楽しみましょう。


    ろっくんろーる


    カテゴリ『冬山系』と『私のザックの中身をちょっと~冬山編』もお役立て下さい。


    by カエレバ


    by カエレバ


    by カエレバ


    スポンサーサイト

    | 積雪期 | 12:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    私のザックの中身をちょっと ~晩秋~初冬

    えええ~っと。
    鮮やかに彩った赤や黄色の葉っぱも、樹上よりも足元に目立つ時期に差し掛かってまいりました。
    んーなところで、シリーズ化?して書いてまいりました『私のザックの中身をちょっと』も、ついにひと回りして最終章になりました。

    私は晩秋の山は大好きです。
    理由は、何と言うかその『もの哀しさ』のような深~い味わいがあるからですね。
    地面に落ちた赤や黄色の葉っぱのじゅうたんの上を『カサッ。カサッ。』と、ゆっくりのんびり歩くのって実に味わい深いと思いません?
    特におすすめしたいのが、11月上旬位の『島々~徳本峠』ルートですね。

    うおっ。
    話が大~きくそれてしまいましたぞ。
    ではあらためまして。

    冬山必需品02
    早い話が『冬山と同じ』です。

    1.ノースフェイス・エレファントフット → 黒
    2.フェザーフレンズ・ヘリオスジャケット → 黄色(大)
    3.ジュウザ・フィールドギア・エムシェルター1 → 黄色(小)
    4.サムスプリント → グレー
    5.ファーストエイド・キット → 赤

    え~?
    この時期にそんなに要るかな~。

    なんて言わない。
    もう稜線上は『死ぬにはじゅうぶんな』状況になります。
    既に『一発目の雪』は終わってますが、これからは雨より雪の確率が増えてまいります。

    あと何度も言いますが、この時期特に注意していただきたいのが『日の短さ』です。
    師走の声を聞くころには、午後3時頃ともなれば夕方っぽくなります。
    午後3時はもちろん行動している時間帯ではありません。
    下山してるなり、小屋・テン場なりにいる時間帯です。
    下界と同じ9時~5時感覚は絶対にやめましょう。

    このシリーズもこれにて終了となります。
    見てみれば変わり映えしない内容かもしれませんが、装備の重・軽の差はあれ『死なないためのアイテム』を、しっかりと前もって備えておくことが重要なのですね。これらにプラスアルファして、自分の持ちたいものを持って行くようにしましょう。軽量化したければプラスした部分を工夫して軽量化しましょう。

    各季節の持ち物具合をご覧いただきたい時は『私のザックの中身』で検索してください。


    よろしくべいべー。


    by カエレバ
    こう言うジャケットは、非常に高いがあるととにかく心強い。

    by カエレバ
    激安だけど、ちょっと微妙な中華製。

    by カエレバ

    YAMA HACK』で絶賛されてます。



    | ☆~死にたくなければ~☆ | 17:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    秋山登山の注意点 ~美しさと怖さ

    えー。
    9月の最終の週末ですが、何と今回は台風が来てしまい、
    北アルプス辺りがピークにさしかかる大切な時を失してしまいました。
    なー。
    今年の9月は週末の度に雨が降ってブツブツ・・・。
    っと言うわけで、日曜日にもかかわらずレポを上げることになりました。

    以前と言うか、もう5年前になりますが、同じような内容の『秋山登山に向けて~くれぐれも』と言うのをあげております。
    まずはそちらをご覧ください。

    大筋はそちらに書いていますが、ちょっと書き足しと再確認の意味を込めてのレポになります。

    2009-10 奥穂
    09年10月連休の奥穂。
    この年の連休はすでに紅葉も終わり、初冬の装いでした。

    秋山と春山は、まあ、気温的には同じくらいの場合も多いけど、決定的な違いがひとつあります。
    それは『昼の長さ』です。
    春すなわち残雪期の山は、春分を過ぎてどんどん日照時間が長くなっていきます。
    逆に秋は秋分を過ぎてどんどん短くなっていきます。
    何が言いたいかと言うと『安全に行動できる時間』が全然違うと言うことですね。

    個人的な意見ですが、秋山の日没は春山では感じない『身の危険』的なものを私は感じます。

    雪に関しては、春山は腐ったズボズボの雪が締まって来て歩きやすくなります。
    対して秋山は、日照で溶けた雪が再氷結して、ベルグラ(岩や草付の表面の薄く張った氷)になり、ちょっとした岩場の通過ですら怖い思いをすることになります。
    体感的にも、春は『暖かい寒さ』的な少し優しい感覚があるのに対し、秋は『乾いた寒さ』的な身にしみ入る感覚になります。

    出発前に天気を確認しない人はよもや居ないと思いますが、合わせて日没の時間も調べましょう。
    そして、自分が山のどちらの斜面で行動するかとあわせて、日陰になる時間の予測を立てて行動予定を立てましょう。

    傾向として、大多数の方はコースタイムのみで行動予定を立てていますが、
    行動予定とは

    『危険個所と危険な時間が重ならない』
    『安全な時間に安全な場所に居る』

    ことをまず第一に据えておいて、余裕を持った『出発時間なり終了時間・場所』を決めると言うことを忘れないでください。
    下界と同じ『9時~5時』ではありません。

    ここらで愚痴を。
    私的に、ブログを見てくださってるみなさんの方が、私の注意喚起的なものが伝わっている気がします。
    私の周辺の、ジム通いでクライミングが上手になったことで、登山のエキスパートを自称する人たちなんかもう、ひどいもんですからね。
    こちらを6時出発で9時・10時登り始めでヘッ電下山なんかザラです。
    オマケにバリエーションでもビバーク装備は軽量化のため持たないそうです。
    で、もし何かあった時には確実に私も駆り出されるので、何も無いように願うだけです。
    ま、みなさんのまわりも探せばと言うか、探さないでもその辺にいっぱいいるんでしょうね。

    っつーわけで、注意事項を頭に入れて、何かあった時の備えも万全にして、美しい秋山を楽しみましょう。


    ろっくんろーる。


    by カエレバ
    先日『YAMA HACKのレポ』で絶賛されてました。

    by カエレバ
    オーソドックスで使いやすいヘッ電。

    by カエレバ
    怪しい中華製だけど、あれば安心感が違うと思う。
    激安だし。

    by カエレバ
    行動食、非常食に最適。


    | ☆~死にたくなければ~☆ | 08:10 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    私のザックの中身をちょっと ~真っ赤な秋!

    えええーっと。
    シリーズ化?してきました『私のザックの中身をちょっと』も第5章になりますねー。
    初めてこのシリーズをご覧になる方のためにひと言
    『死なないための装備』
    に限定しておりますので、これらをベースにその他はお好みで追加してください。

    秋山はご存じの通り『微っ妙~』な位置付けと言うか、行き先によって装備に大差が出ます。
    んでは行き先ごとに説明して行きましょう。

    その1 ~2,000m以下級&太平洋側の山

    ザックの中身 GW~梅雨
    残雪期から梅雨時と同じで良いでしょう。

    上の列、黒いのの左側が『ノースフェイス・エレファントフット』(半シュラフ)
    右側が『モンベル・ULダウンジャケット
    下の列、赤いのが『ファーストエイド・キット』
    グレーのが『サムスプリント
    黄色が『Juza Field Gear Em-Shelter』です。

    (こちらのYAMA HACKのレポで絶賛されてます)

    この地域は、まず紅葉の季節での降雪はほぼありません。
    あったとしても薄っすら白くなる程度ですので、『残雪期』と同じ装備で間に合います。
    ※2,000m以下とは言っても、日本海側はその2に分類してください。

    その2 ~日本アルプス&伯耆大山以北の日本海側の山

    冬山必需品02
    冬山と同じ装備になります。

    1.ノースフェイス・エレファントフット → 黒
    2.フェザーフレンズ・ヘリオスジャケット → 黄色(大)
    3.ジュウザ・フィールドギア・エムシェルター1 → 黄色(小)

    現時点で積雪も無く、好天が予想される場合は、ヘリオスジャケットを『モンベルのULダウンジャケット』と入れ替てます。
    薄手超軽量ジャケットですね。
    どちらか迷った時は、迷わず『重装備』の方を選択しましょう。

    この時期の上記『その2』の山域は、寒気の入り具合によっては『いきなり冬』の様相を呈します。
    大まかな降りやすさ順を挙げて行きますと、
    『北海道、剣・立山、白馬近辺』
    この3ヶ所は早ければ『秋分の日』あたりに一発目の雪が来ます。
    『東北日本海側、上越国境、頚城、白山、後立山南部、槍・穂高』
    あたりが2番手に続いて、季節が進むにつれ徐々に南下して行きます。
    『一発目の雪』のお話はこちらの
    秋山登山に向けて~くれぐれも
    に詳しく書いていますので、しっかりと目を通しておいてくださいね。

    このブログをご覧いただいている方々は、山を登っている方なので大丈夫だと思いますが、紅葉シーズンをその辺の紅葉散策と勘違いして軽装どころかカジュアルな服装の人も時々見かけます。
    上高地、室堂などはまあそれも無くもないですが、涸沢や剣沢でも『お?』な人を時々見かけますので、我々はしっかりと装備を整えて山に入りたいですね。

    もーね。
    紅葉は私が言わなくてもその美しさは『ふーーー!』です。
    今からよだれじゃなくて、ワクワクが止まりませんね。


    ろっくんろーる。


    by カエレバ


    by カエレバ


    by カエレバ
    激安だけど、ちょっと微妙な中華製。

    by カエレバ



    | ☆~死にたくなければ~☆ | 07:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    今シーズンの雪山の傾向 2017-2018

    んんんーっと。
    天気の傾向と言うのは毎年変わりますので、今シーズンの冬山の注意点について、私なりの考えを述べたいと思います。

    みなさんご承知の通り、今年の冬は『ラニーニャ現象』の発生と重なっており、特徴的な冬山になりそうです。
    ラニーニャになると、冬型にハマりやすく長引きやすい、厳しい状況が予想されます。

    横岳

    っつーわけで。
    注意点を述べていきましょう。

    ~その1 日本海側のドカ雪

    冬型にハマりやすく長引く = 積雪量が増えます。
    多い位ならいいですが、バフバフで『およげたいやきくん』状態になって、真剣に前に進めない時もあります。
    んな時は、もう、ちゃっちゃと撤退してください。


    ~その2 太平洋側の低温&強風

    冬型にハマりやすく長引く = 乾いた晴天が多くなります。
    よって、富士山や南アルプス南部などの積雪量は少なくなりやすいですが、低温と強風には例年以上に注意が必要です。
    ちなみに電車から毎日のように見る富士山は、頂上付近が黒々としています。
    雪があまり降ってないのもありますが、低温と猛烈な風で吹き飛ばされているからですね。


    ~その3 南関東など、太平洋側の2,000m以下級がお手頃

    ラニーニャの時でも、たまに南岸低気圧が通ります。
    その時くらいにしかまとまった雪が降らないので、普段は夏道をふつーに歩けます。
    んで、藪も枯れて葉っぱも落ち見通しが利くので、沢筋や道の無い尾根なども、てきとーに歩けます。
    これ、結構楽しいです。
    一度おためしあれ。


    ~オマケ 命にかかわること

    冬型気圧配置が予想される時は『決して日本海側の山に行かないでください』。
    特にラニーニャの時の冬型に対処できるのは、極限られた『エキスパート』だけです。
    その辺に多くいる『自称エキスパート』の人は含まれません。
    無論、私も無理ですので、冬型の時は日本海側の山には行きません。

    低気圧が通り過ぎて、冬型にハマる前の数時間~半日ほど『おだやか』になります。
    ただこれは『疑似晴天』で、嵐の前の静けさのようなもんです。
    日本海側は次第に荒れてまいります。
    山に入る前に天気予報、特に『天気図』をご確認ください。
    決して『スマホの晴れマーク』で行動しないようにしましょう。
    もし山に居れば、これを利用して逃げましょう。

    年末年始もそうですが、富士山に行かれる方は猛烈な風と超低温にお気をつけください。
    凍傷などもそうですが、いつも以上に、滑落しないように細心の注意を払ってください。
    富士山はコケて滑りだすと、絶対に止まりません。
    冬の初めころに佐藤小屋近辺で雪訓などをやったりしますが、その頃ですら簡単には止まりません。
    厳冬期なら言わずもがなです。

    ってなところですかねー。
    みなさんも周囲にいるベテランの方によく聞いてみると、私が今回上げた以外のいいこと聞けるかもしれません。
    万全を期して今年の厳しい雪山シーズンを存分に楽しみましょう!

    カテゴリ『死にたくなければ』に新カテゴリ『積雪期』を追加しましたので、
    ぜひ、チェックしてみてください。

    ・・・。
    こっからは山とはほぼ無関係の超オマケ。

    ジアニスト20L
    ジアニスト(次亜塩素酸水)20L。
    左の100均の計量カップで測ります。

    50ppmになるように薄めて超音波加湿器に入れると紹介されています。
    ジアニストは500ppmなので、10倍希釈にするわけですね。
    私は空気中の殺菌までは考えてないので、20~30ppmくらいにしてます。
    一番のご利益は、水が腐るのを防ぐ『カートリッジ不要』または、水が腐らないように入れる液体が不要です。
    腐敗防止のやつは1Lで1,000円くらいしますが、ジアニストだと私の20Lで¥5,500ほどです。
    20L以外にもサイズは色々なので適当にお選びください。
    元気で山に行くための健康管理にお役立て下さい。

    ※次亜塩素酸ナトリウム水溶液と間違えないようにして下さいね。
    こちらをどぞ『5分で分かる次亜塩素酸水


    えー。
    年内最終レポです。
    本年も実にくだらんギャグにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
    また来年(っつても来週)お会いしましょう。

    良いお年をお迎えください!!


    ろっくんろーる


    by カエレバ
    私と同じ20L。

    by カエレバ
    こちらは2.3L x 3 = 9.2L。
    他にもサイズあります。


    | 積雪期 | 17:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    落石について ~当たるとほぼ・・・

    んーと。
    どうも今年は各地とも残雪が多いようですね。
    雪と岩と植物と空のコントラストで、例年以上に美しい景色が期待できます。
    が、反面、絶対に気をつけなくてはいけないことがあります。
    それが今回のお題『落石』についてですね。

    鹿島槍本谷
    この時、左の岩稜からひっきりなしに落石が飛んできました。

    私は今まで、もう何回かわからないくらい、落石だったりブロック(雪の塊)だったりをよけていますので、その経験を踏まえ、さまざまな角度からみなさんにアドバイスをしたいと思います。

    その1 ~起きる要因

    ま、この時期の落石は『雪が解けること』によって起きることが多いです。
    雪が押さえていた浮き石が、雪が解けることで落ちて来たり、
    雪の中に混じっていた石が、融雪で表面に出て落ちて来たりします。

    その2 ~落石の確認

    ガラ場の場合は音がするのですぐにそれと気づきますが、雪渓の場合は音がほとんどしないので細心の注意が必要です。
    よって、雪渓を登下降する時は、時々顔を上げるなり振り返ることが重要です。
    慣れない人は、登りは下を向いて足元ばかり見ることが多く、また下りでも、滑らないようにすることで頭がいっぱいです。
    登りは『ひ~は~』と息を整える時に顔を上げたり、下りは50mおき、ヤバそうな時は2~30mおきに振り返りましょう。
    下りは面倒な作業ですが、ロクって(死んで)しまうことを考えれば面倒がらずにやりましょう。

    その3 ~避(よ)け方

    まずは落石が来そうな斜面や雪渓に入った時は『来るもの』として頭を切り替える必要があります。
    んで次に、もし来た場合の逃げ場所を探し探しルートを進むことになります。
    ボーッと歩いていて、来ましたー、逃げましたー、滑落しましたー。
    もしくはクレバスに落ち込みましたーじゃ話になりませんからね。

    1個の場合。
    落石は野球で言うところの『イレギュラーバウンド』することがほとんどですので、来たからと言って早々と避けても、避けた方へイレギュラーして来ることも多々あります。
    よって、ある程度引きつけておいて『サッとかわす』必要があります。
    私は慣れてますので、10mくらいまで引きつけてからサッとかわします。
    速度は弱い高校のピッチャーの球より遅いです。

    複数個の場合。
    遠くでは幅が狭く見えても、近づくと意外と広いこともあるので、全部かわそうと思って避けたつもりがそうでも無かったりします。いくつも転がって来ると、結構最初は恐怖を感じますが、冷静に良く見ると、自分に向かってくるのは1~2個です。
    それをさらに引きつけると結局1個になりますので、あとは同じ要領です。

    もし運良く近くに巨大な岩があればそれに身を隠すのが一番安全です。

    その3 ~人工落石を起こさないように。

    雪渓を登下降する時には『スプーンカット』を利用すると歩きやすいです。
    雪渓上に落ちている石を上手く利用するのも滑らないです。
    ただ、浮いた石を踏んでしまうと、その石を落としてしまうことになります。
    私は浮いているかいないかは一目でわかりますが、慣れていなければ踏まない方がいいです。
    20年くらい前にGWの白馬大雪渓で、書くのもはばかられるような悲惨な事故も起きているので、十分に注意してください。

    初めて落石を経験する時はビビります。
    こちらに向かって飛んでくる勢いもそうですが、脇をかすめる時の『ブーン』と言う風を切る音はすごいです。
    私は先輩に教わった避け方を頭に入れておいたので、まずは最初の落石をかわすことができました。
    あとは何度も食らってるうちに、冷静に判断して余裕を持って避けれるようになりました。
    私同様に、
    何も知らない場合と、このレポを読んで少しでも頭の片隅にある場合とでは、結果が全く違うことになりますので、何度も読み返して少しでも頭に入れておいてください。
    んでもって、今年の美しい夏山を思い切り満喫しましょう。


    ろっくんろーる。


    by カエレバ


    by カエレバ


    | ☆~死にたくなければ~☆ | 21:44 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    梅雨時にやっておきたいこと ~その1・道具考

    んーと。
    梅雨に入った割には雨がいまいち降らず、長い中休み状態が続いておりましたが、週明けからやっと梅雨らしい天気になって来そうですね。
    そのため、せっかくの休日に山に行けない日が出てまいります。
    この日を活かして色々とやっておくべきことがありますので、期間中それらについて取り上げて行きたいと思います。

    今回は『道具』について述べます。
    そ。
    このブログのお題目にもなっている通り、最も力を入れている分野ですね。
    以前、似たようなレポを上げていますので、そちらと重複する部分もありますが、大事な部分ですので再度述べますね。

    山道具の賢い選び方・買い方 ~余計な物を買わないために

    『欲しいもの』と『必要なもの』をきっちり線引きして、まずは『必要なもの』から揃えて行きましょう。
    最近のアイテムはデザインに優れ、メーカーのサイトの『上手な』アピールも相まって、どれもこれもが『必要なもの』と錯覚してしまうので注意しましょうね。

    意外とではなく『ガッツリ軽視されている』アイテムに『ツェルト』があります。
    最近では『シェルター』と呼ぶことも増えて来て、初心者にはシェルターの方がイメージしやすいですね。

    ツェルトランキング

    みなさんご存じの通り、非常時に備えるアイテムで、雑誌、教本、ガイドさんたち・・・みんなで『必須』と声を揃えて言っているアイテムです。
    しかし、最近のブロガーによる『必須アイテムリスト』からは思い切り抜け落ちてますので、ざっと見てリストに入って無かったら、そこは即さよならして構わないと思います。
    信用ゼロです。

    ま、今までの購入回避の理由としましては、

    いつ訪れるかわからない非常時のためにお金を使いたくない

    と言うものでしたが、最近ではさらにもっともらしい理由がでてまいりました。

    私はウルトラライト登山をやっている

    とのことです。
    秩父全山縦走するってヤツのアイテムリストを見て、
    ツェルト入ってねーぞ』と言うと、
    『200g重くなるのでパスする』とのことでした。
    無事に戻って来たので良かった反面、『思い切り間違った経験値』を積んでしまいました。
    この先、この経験値が『凶』と出ないよう祈るばかりでございます。
    ♪ ルイルイ ♪  by 太川陽介

    結構、事ある毎にツェルトに関して書いていますが、書く理由は、この人のように全く理解が進まないからですね。
    詰まるところ、非常時にツエルトを持っていなければベテランでも死んでしまうし、持っていれば初心者でも助かる可能性が非常に高まると言うことです。
    知らない人にはピンと来ないかもしれませんが、
    持ってない人が、そのまま行き倒れになって亡くなっているのを見ているので、どうしてもここは力説したくなるところです。

    ツエルト選びに関してはこちらの『ツエルトのおすすめ人気ランキング10選』をどぞ。
    ランキング順位は別として、自分の登山者としてのレベルや山行形態に応じて、適したものを選んで必ず持ち歩くようにしましょう。

    ううー。
    書きたいことが沢山あって書いてみたら、とんでもなく長~~いレポになってしまいましたので、推敲を重ね一番重要な部分に絞りました。
    っつーわけで、アイテム選考にお悩みの方がいらっしゃいましたら、このレポからでもいいですし、興味のあるアイテムのレポからでもいいですので、コメント欄より何でも遠慮なくご質問ください。
    何とも投げやりな終わり方をしてしまいましたが、そう言うことでご容赦ください。


    悪しからず by 藤谷美和子


    お次は『マナー』についてアップする予定です。
    おっ楽しみに―。


    by カエレバ


    by カエレバ


    by カエレバ


    | ☆~死にたくなければ~☆ | 19:36 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    ゴールデンウィーク登山について ~~アップデート

    ええーっと。
    みなさんお待ちかねの『ゴールデンウィーク』が近づいてまいりました。
    天候が安定しているシーズンですので、長期登山の計画にもってこいですね。

    谷川岳・西黒尾根

    以前もレポをアップして、注意点を述べましたが、
    3年が過ぎ、風潮が微妙に変化してきましたので、ここで再度と言うことです。
    以前のレポは『ゴールデンウィーク登山について~注意点を少々』をどぞ。

    ではアップデート版を述べて行きます。


    1.早立ちしましょう

    これは前回のレポでもいの一番に上げていますが、
    どーも、あたりを見回すとそうではありません。
    6時発ならまだしも、7時、8時出勤もザラです。

    ブログ内で幾度となく書いていますが、
    晴れていても午後になると天候が悪くなったり、雪が緩んできたりと、危険な要素が増えてまいります。
    よって
    『天候の安定した午前を如何に長くとるか』
    が重要になって来ます。
    私は12時目安、遅くとも午後2時にはその日の行動を終えるように計画します。
    そのためには言わずと早立ちが必要になります。
    泊まり日帰りを問わず、空が白みだすとともに歩き始めます。
    ただ最近、人と行く場合『ぶー』が出ます。
    どうやら最近の人は、山でも8時~17時のようです。
    断言しますね。
    違います。
    GWに限らずどの季節でも同じです。

    アプローチの場合、交通機関の都合で止む無しの場合もありますが、山頂アタックの時は早出をしましょう。


    2.変な足まわり

    何だか最近、雪のアルプス稜線にも『トレランシューズ+チェーンスパイク』の人が出没します。
    締まった雪なら滑らないけど、腐れ雪の急斜面だったらズルッと行きますね。
    それ以前に『冷たいだろうに』と思います。
    おととしの5月の富士山ですれ違った人なんか、半袖・短パンのいでたちで、
    合羽上下に登山靴の私を
    『どうだ』
    的に追い越して行きました。
    何か言ってきたら小突いてやろうと思っていたので、殺気が伝わったか、見下した視線のみで立ち去って行きました。

    本谷からアイゼン着けて涸沢に上がったり、5cmの新雪でアイゼンを着けるのも『ん?』な足まわりですが、こちらは重装備なだけで危険はありません。

    まぁ、とりあえずのところ、トレランシューズで雪山はやめましょう。


    3.雪庇にトレース

    以前こちらの『積雪期登山について ~最近気になっていること』でも述べましたが、『お!』的なところにトレースがあります。
    『夏道、出てんじゃん!』なのに、わざわざ落ちそうな『雪庇のかけら』にトレースがあったりします。
    最近多い危険人物のために、GWともなると、メジャーな山では稜線の小屋の小屋番の方々がトレースを切ってくれてますので、それを100%当てにするのも何ですが・・・。
    っつーかもう、本でもネットでもいいので、少しは予習をして山に入りましょう。


    4.雪崩が怖い

    まずは計画の段階から。
    危険個所を危険な時間帯に通らないよう計画を立てます。
    今は写真を検索すれば、目的の時期の目的の山の写真が必ず見つかります。
    GWであれば、幾筋かの雪崩の跡もしっかり確認できます。
    そこで『ははーん』と見当をつけましょう。
    沢筋がルートになるところ、大雪渓、あずき沢、北穂沢などは、『あずき沢 雪崩』『大雪渓 雪崩』などのキーワードで検索すると、過去の事例などがいくつも上がって来ますので、事前情報を得ておきましょう。
    GW中はだいたい山小屋は営業していますので、主人や小屋番の方に聞くのが一番です。
    っと。
    GWはもちろん雨も降ります。
    雨の翌朝なんか『カリンコリン』になりますので、雪崩の危険性は下がりますが滑落には十分に気をつけてくださいね。

    ゴールデンウィークの山は危険が多く潜んでいます。
    しっかり予習をして、小屋の方の言うことを良く聞いて、安全第一で登山を楽しみましょう。


    ろっくんろーる


    by カエレバ


    by カエレバ

    | 積雪期 | 21:02 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    ツエルトのおすすめ人気ランキング10選

    何気なくアイテムを探していてこんなサイトに行きつきました。

    ツェルトランキング

    ツエルトのおすすめ人気ランキング10選

    ツェルト、山を始めたばかりの人たちにわかりやすく言うと『非常用シェルター』と言うアイテムは、必要不可欠にもかかわらず存在が軽視されていると言うか、後回しにされがちなアイテムですね。

    私的には、ある無しで『生死を左右するアイテム』を後回しにする人の気持ちはわかりかねます。
    周囲にいる『自称』エキスパートの方々は、どっからその自信が来るのかわかりませんが、必要ないアイテムらしいです。
    そのくせ、悪天の中を突っ込んでみたりもしてますが。
    ま、そう言った意味不明の人たちのことは放っておきましょう。

    どれを持つかはお好みで構いませんので、ひとつは必ずザックの中に忍ばせておきましょうね。

    ある → 生存確率が非常に高まる
    ない → さようなら

    至ってシンプルですね。

    ランキング1位ツェルトはは当ブログでもレポしてます。
    こちらの『Juza Field Gear Em-Shelter - エム・シェルター』をどぞ。
    他のレポでも色々うんちくってますので検索してみてください。

    っと、
    しばらくの間、このような『簡潔なレポ』が続くと思います。
    ってなわけで。


    そこんとこ夜露死苦。


    by カエレバ


    by カエレバ


    by カエレバ

    | ☆~死にたくなければ~☆ | 19:08 | comments:24 | trackbacks:0 | TOP↑

    >> EDIT

    積雪期登山について ~最近気になっていること

    えー。
    今回は山道具の紹介に非ずと。
    『ちょっと引っかかっていること』について述べたいと思います。

    本格的な冬山シーズンに入り、ここからGW明けまでの『積雪期』となります。
    最近の登山ブームに伴い、下地を積んでいない人たちの入山が激増しています。
    下地を積んでないと言うのは、先輩などから教わった訳ではなく、講習会などに参加したわけでもなく、本などで学習すらしてない人たちを指します。
    こう言った人たちは、ネットでちらっと見て『ここ行こう。あそこに行こう。』と計画を立てて入山してしまいます。
    まあ、こう言った人たちの全てが遭難するわけではなく、本当に極わずかな人たちが遭難してしまう訳で、おかしなことをしても何事も無く生きて帰って来るのが殆どです。

    amidadake

    っつーわけで、
    ちょっと気になっていることを3点ほど挙げたいと思います。

    その1: ん?な場所にトレースがあります。

    雪庇の上にトレースがついていることがあります。
    わかってない人が付けたトレース上を疑いもせず後続が続くことで、雪庇の上に立派なトレースが出来上がっていることもあります。それから外れた場所(正しい場所)にも付いていたりするので、こちらは『ん?』と思った人が付けたんでしょうね。
    それと同様に夏道通りにトレースがついていることがあります。1~2週前の『週刊ヤマケイ』に千畳敷のことが書いてあったので、読まれた方もいると思いますが、まさにこのことですね。
    事前に『日本雪山登山ルート集』などの本でしっかり勉強して入山するようにしましょう。

    雪山ルート集
    これ私の本。今は新刊が出ている。

    その2: いざ予定を立てれば冬型でも躊躇なく日本海側の山に入る

    これから遭難のニュースが耳に入ることが多くなります。
    いつも思うのですが『え?あの日に日本海側行ったの?』と思うことしばしばです。
    私は『小心者』ですので、冬型気圧配置の時に日本海側の山に行く勇気はありません。
    私の知り合いに、8000m数座、国内でも初登記録をいくつか持っている、国内有数の登山家がいらっしゃいます。
    その方から『君はまだ冬型の日本海側の山に対処する力は無い』と言われてますので、その言いつけをしっかり守っています。
    っつーより、なまじ怖さを知っているので、とても行こうなどと思いません。
    突撃する人たちは知らないから行けるのでしょうね。
    予定 > オシャレ >・・・命』をしっかり読んで、命より予定を優先させないように自制してください。

    その3: ちゃんと備えてます?

    幾度となくリンクしてますが、まずは『ツェルトザックを見直せ』をお読みください。

    こう言うってことは、今だに理解してない人が多いってことです。
    最近人と行くことも多くなって来たのですが、こういう場面もありました。

    私: ツェルト(シェルター)持ってます?
    A氏: 持ってません。
    私: ひとつ貸しましょう。下りて返してくれればいいです。
    A氏: 大丈夫です。
    私: は?

    厳冬期でこれです。
    彼の頭の中は『自分には起こらない』『大したことない』『誰かに頼ろう』ってことなんですかね。
    知り合いなら小突きまわしてわからせますが、私もいい大人なので、さすがに初対面の人を小突く訳には行きません。
    でも、今日は誰がお前を連れて行くんだよこの野郎!って思います。
    平気でこう言い放つような人とは、もう二度と一緒に行く気はありません。

    ツェルトを持ってない人は、定番化してきた『エム・シェルター』がいいです。

    emshelter ul
    最近出たエムシェルター・ウルトラライト。

    ただかぶって座りこむだけ。至ってシンプル。
    単純にイメージしてみてください。
    一見『かぶるだけ』しか能がないエム・シェルターよりも、『あれもこれも』できるツェルトの方が『お得な買い物』のような気になります。
    これは何も起こってない『平時』だから思えることで、いざ二進も三進も(にっちもさっちも)行かなくなった時は、ベテランであっても平常心では無くなります。
    経験のない初心者ですと、もう『お手上げ』状態です。
    ベテランでもツェルトのセッティング中に吹き飛ばされて、亡くなった事例もあります。
    こうなってしまうと、逆に『ただかぶって座るだけ』、シンプルを極めたエムシェルターが断然有利になります。
    セット完了まで10~15秒です。
    ドラえもんがパニクった時に、関係ないものをいくつも取り出すのと同じです。
    ポケットに1つしか入ってなければ、すぐにその1つを取り出せると言うわけですね。
    私はもしかしたらベテランの部類なのかもしれませんが、非常用として持ち歩いているのはエムシェルターです。
    非常時に必要なのは『簡単さ』です。
    これをしっかり頭に入れておきましょうね。

    ブロ友の『tapさんのレポ』は『もうひとつの使い方』がわかりやすいですね。

    これからクリスマス連休、正月休み、成人式連休と続きます。
    山域、天候、メンバーと照らし合わせて計画を立ててくださいね。

    最後に。
    ただ悲しいことに、どんなに勉強して、どんなに下積みを積んだベテランでも、何かのちょっとしたことで遭難してしまうのが山と言うもので、逆にどんなにキワドイ行動をしても人生を全うできる人の方が多いと言う皮肉なこともあります。
    山は経験や勉強によって、その確率は上下したとしても100%の無い、ある意味『運』的な要素も入って来るものなのかもしれませんね。


    悪しからず。 by 藤谷美和子


    by カエレバ


    by カエレバ


    by カエレバ



    | 積雪期 | 17:08 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

    | PAGE-SELECT | NEXT >>