『それいいな!』の山道具

    ~ 登山人生でめぐり会えた全ての道具たちに捧ぐ ~

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    Evernew Hard Anodized Square Cooker Set L ~最強の角型コッヘル?

    えーと。
    今回は、私的に『過去最高の角型コッヘル』と思っている
    エバニュー・ハードアノダイズド・スクエアクッカー・セットL』
    のご紹介です。
    残念ながら廃盤につき、登山用品店にはありません。

    Evernew Hard Anodized Square Cooker Set L01

    角型コッヘル、今風に言うと『スクエア・クッカー』とでも言いましょうか。
    パッキングのしやすさと水の注ぎやすさで、非常に使い勝手のいいタイプなのですが、最近はユニフレームがモリタから継承しているくらいで、もしかしたら無くなりつつある存在なのかもしれません。

    以前私がレポした角型コッヘルは、
    『ユニフレーム・スクエアクッカー』と『スノーピーク・ランダーブラック
    の2種類ですね。
    興味のある方は覗いてみてください。

    Evernew Hard Anodized Square Cooker Set L02
    ちょっとダーク目の色合いが渋くていい。
    大:2L、小:1.4L、フライパン:1.1L。ランダーよりさらに大きい。
    重量は820gあるので、ソロ用でないことだけは確かですね。(3~4人用)

    Evernew Hard Anodized Square Cooker Set L03
    フライパンはもちろん鍋の方にも表面加工。
    持ち手もゴム付きで熱くならない。
    ビンテージの良さは細かいところまで作り込まれているところです。

    Evernew Hard Anodized Square Cooker Set L04
    エバニュー・チロルコッヘルとビンテージ共演。
    遠近感でわかりにくいですが、角型の方が背が高いので容量は大きいです。
    それにしてもビンテージクッカーの何と美しいことよ。

    お題に最強と書きました。
    もしかしたら、素材とデザインではスノピ・ランダーの方がいいかもしれませんが、使いやすさで圧倒していると思います。

    確かー。
    確か『ニュートップ』と言うメーカーも、表面加工の大型スクエアクッカーを出していた気がします。
    8~90年代の記憶ですが、たぶん間違いないと思います。

    ev sq-cooker cooking01
    インスタントラーメン3つが余裕。
    以前『ゆらりゆらりと山登り』の雪野さんから、『3つ食べてるのを見てみたーい』と言うコメントをいただいたのを思い出して、リクエストにお応えしてみました。
    雪野さんもぜひお試しください。

    ev sq-cooker cooking02
    業務スーパーで買った怪しい味付き冷凍肉。

    ev sq-cooker cooking03
    肉は半分入れました。もう半分は朝飯用。

    ev sq-cooker cooking04
    殺風景な煮込みラーメンのできあがり。
    3~4人用のコッヘルだそうですが、私にかかると『超一人用』と化してしまいます。
    腹7分目でごく普通にいただきました。

    コッヘルの進化は、チタン製などによる軽量化と、ジェットボイル系の熱効率を上げる進化はありますが、丁寧な作り、使いやすさは昔の物の方がずっといいと思います。
    私がビンテージクッカーを求めるのはこの理由からです。
    最近ヤフオクにも『モリタ』をはじめ、エバニューのビンテージも結構出品されています。
    でも、私の密かな穴場は『HARD・OFF』です。
    倒産品か何かわかりませんが、ビンテージ物の新品があることもあります。
    たまに覘くと掘り出し物がありますよ。

    まっ!
    軽さももちろん大切ですが、やっぱコッヘルは使いやすさでしょ。


    夜露死苦べいべー。



    普通の人はこれで十分間に合います。

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    | クッカー | 16:57 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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    積雪期登山について ~最近気になっていること

    えー。
    今回は山道具の紹介に非ずと。
    『ちょっと引っかかっていること』について述べたいと思います。

    本格的な冬山シーズンに入り、ここからGW明けまでの『積雪期』となります。
    最近の登山ブームに伴い、下地を積んでいない人たちの入山が激増しています。
    下地を積んでないと言うのは、先輩などから教わった訳ではなく、講習会などに参加したわけでもなく、本などで学習すらしてない人たちを指します。
    こう言った人たちは、ネットでちらっと見て『ここ行こう。あそこに行こう。』と計画を立てて入山してしまいます。
    まあ、こう言った人たちの全てが遭難するわけではなく、本当に極わずかな人たちが遭難してしまう訳で、おかしなことをしても何事も無く生きて帰って来るのが殆どです。

    amidadake

    っつーわけで、
    ちょっと気になっていることを3点ほど挙げたいと思います。

    その1: ん?な場所にトレースがあります。

    雪庇の上にトレースがついていることがあります。
    わかってない人が付けたトレース上を疑いもせず後続が続くことで、雪庇の上に立派なトレースが出来上がっていることもあります。それから外れた場所(正しい場所)にも付いていたりするので、こちらは『ん?』と思った人が付けたんでしょうね。
    それと同様に夏道通りにトレースがついていることがあります。1~2週前の『週刊ヤマケイ』に千畳敷のことが書いてあったので、読まれた方もいると思いますが、まさにこのことですね。
    事前に『日本雪山登山ルート集』などの本でしっかり勉強して入山するようにしましょう。

    雪山ルート集
    これ私の本。今は新刊が出ている。

    その2: いざ予定を立てれば冬型でも躊躇なく日本海側の山に入る

    これから遭難のニュースが耳に入ることが多くなります。
    いつも思うのですが『え?あの日に日本海側行ったの?』と思うことしばしばです。
    私は『小心者』ですので、冬型気圧配置の時に日本海側の山に行く勇気はありません。
    私の知り合いに、8000m数座、国内でも初登記録をいくつか持っている、国内有数の登山家がいらっしゃいます。
    その方から『君はまだ冬型の日本海側の山に対処する力は無い』と言われてますので、その言いつけをしっかり守っています。
    っつーより、なまじ怖さを知っているので、とても行こうなどと思いません。
    突撃する人たちは知らないから行けるのでしょうね。
    予定 > オシャレ >・・・命』をしっかり読んで、命より予定を優先させないように自制してください。

    その3: ちゃんと備えてます?

    幾度となくリンクしてますが、まずは『ツェルトザックを見直せ』をお読みください。

    こう言うってことは、今だに理解してない人が多いってことです。
    最近人と行くことも多くなって来たのですが、こういう場面もありました。

    私: ツェルト(シェルター)持ってます?
    A氏: 持ってません。
    私: ひとつ貸しましょう。下りて返してくれればいいです。
    A氏: 大丈夫です。
    私: は?

    厳冬期でこれです。
    彼の頭の中は『自分には起こらない』『大したことない』『誰かに頼ろう』ってことなんですかね。
    知り合いなら小突きまわしてわからせますが、私もいい大人なので、さすがに初対面の人を小突く訳には行きません。
    でも、今日は誰がお前を連れて行くんだよこの野郎!って思います。
    平気でこう言い放つような人とは、もう二度と一緒に行く気はありません。

    ツェルトを持ってない人は、定番化してきた『エム・シェルター』がいいです。

    emshelter ul
    最近出たエムシェルター・ウルトラライト。

    ただかぶって座りこむだけ。至ってシンプル。
    単純にイメージしてみてください。
    一見『かぶるだけ』しか能がないエム・シェルターよりも、『あれもこれも』できるツェルトの方が『お得な買い物』のような気になります。
    これは何も起こってない『平時』だから思えることで、いざ二進も三進も(にっちもさっちも)行かなくなった時は、ベテランであっても平常心では無くなります。
    経験のない初心者ですと、もう『お手上げ』状態です。
    ベテランでもツェルトのセッティング中に吹き飛ばされて、亡くなった事例もあります。
    こうなってしまうと、逆に『ただかぶって座るだけ』、シンプルを極めたエムシェルターが断然有利になります。
    セット完了まで10~15秒です。
    ドラえもんがパニクった時に、関係ないものをいくつも取り出すのと同じです。
    ポケットに1つしか入ってなければ、すぐにその1つを取り出せると言うわけですね。
    私はもしかしたらベテランの部類なのかもしれませんが、非常用として持ち歩いているのはエムシェルターです。
    非常時に必要なのは『簡単さ』です。
    これをしっかり頭に入れておきましょうね。

    ブロ友の『tapさんのレポ』は『もうひとつの使い方』がわかりやすいですね。

    これからクリスマス連休、正月休み、成人式連休と続きます。
    山域、天候、メンバーと照らし合わせて計画を立ててくださいね。

    最後に。
    ただ悲しいことに、どんなに勉強して、どんなに下積みを積んだベテランでも、何かのちょっとしたことで遭難してしまうのが山と言うもので、逆にどんなにキワドイ行動をしても人生を全うできる人の方が多いと言う皮肉なこともあります。
    山は経験や勉強によって、その確率は上下したとしても100%の無い、ある意味『運』的な要素も入って来るものなのかもしれませんね。


    悪しからず。 by 藤谷美和子







    | ☆ ~死にたくなければ~ ☆ | 17:08 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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    Lowe Alpine Crampon Bag - ロウ・アルパイン・クランポン(アイゼン)バッグ

    んえーっと。
    今回は私のアイテム紹介と言うよりは、タイプ別の『選び方』的なレポですね。
    いわゆる『クランポン(アイゼン)ケース』のお話です。

    ロウ・アイゼンケース01
    ロウ・アイゼンケース02
    これわたしの。
    ロウ・アルパインのアイゼンケース。

    私がこのアイゼンケースを選んだ理由は、
    PVC加工のいかつい生地で、防水性・耐久性ともに優れていると判断したからです。
    もち思惑通り、10年以上使ってもびくともしないし、口が完全に閉じるわけではありませんが水漏れしたことはありません。
    ちょっとサイズが小さく、たまに入れ直ししないといけないのが唯一の不満な点。

    なんで『水漏れ』がイヤなのかと言うと、私は可能な限りザックの中に収容したい人だからですね。
    ザックの中が濡れたり、雪が入ったりするのがイヤなのです。

    最近1年を通して『山下清』みたいな人が沢山います。
    ザックのありとあらゆる所に外付けがくっついています。
    あ~、最近山を始めた人なんだなーと、歩きづらいだろうなーと思って見ています。
    外付け用のアクセサリーが発達しすぎたせいなのかもしれませんね。
    やっぱり周りの先輩たちのザックは、私以上にビシッとすっきりしてます。
    アイゼンにゴムのプロテクターを付けて、素のまま外付けの先輩もいますが、他のアイテムは可能な限りザックの中です。

    冬山は外付けのアイテムが増えてしまいます。
    私は、どうしても外付けしないといけないもの、すなわち『ピッケル』『ワカン』のみにしたいのです。
    まあ、ザイルを持って行く時は本体と雨蓋の間に付けます。
    近頃は『ヘルメットホルダー』なる便利な物がありますが、それでも可能な限りヘルメットも中に入れたいのです。
    マットも冬は『モンベルのセルフインフレーション』にしてザックに入れます。
    歩きやすさのためには、自分の幅から横にはみ出ないようにすればベストだと思います。

    では、各社からのアイゼンケースを見てみましょう

    ブラックダイアモンド・アイゼンケース
    ブラックダイヤモンド・クランポンバッグ。
    蓋がメッシュなので、ほぼ外付け仕様だな。
    出し入れは一番容易なタイプです。

    グリベル・アイゼンケース
    グリベル・クランポンセーフ。
    これはどうなんだろう?ファスナーの閉じ口から漏れそうな気も。
    でも、出し入れはし易そう。

    パイネ・アイゼンケース
    パイネ・アイゼンケース。
    アライテントからも全く同じものが出ている。
    PVCなので生地自体はほぼ完全防水ですね。

    イスカ・アイゼンケース
    イスカ・アイゼンケース。
    生地は普通のナイロンっぽいが、構造的に一番漏れなさそう。
    私がもし次に買うとしたらこれだな。

    アイゼンの選び方についてはこちらの『Grivel G12 - グリベル G12 アイゼン』をご覧あそばせ。

    アイゼンは積雪期には『ほぼ』必須アイテムなので、色々と比較して自分の考えに合ったものを選んでくださいね。


    夜・露・死・苦っ!


    さああ~てと。
    そろそろ年末年始の計画を練り練りしている時期ですね。
    こちらの『年末年始登山に向けて』が参考になれば幸いであります。(3年前のレポ)







    | 冬山系 | 18:09 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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