『それいいな!』の山道具

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    登山史の森へ ~読書の梅雨?に向けて。

    えええーっと。
    関西以西は梅雨入りし、関東地方も梅雨入り秒読みとなってまいりました。
    山好きにとっての読書シーズンは、一般に言う『読書の秋』ではありません。
    秋は紅葉を見るため、休日ごとに各地を駆け巡る大っっ切なシーズンなのであります。
    そう言うわけで、
    空を見上げながら『はあぁ~』とため息をつくことの多い『梅雨時』こそが、書物を読んで見識を広げるシーズンとなるわけですね。

    登山史の森へ

    そのシーズン用と購入したのがこの『登山史の森へ』なのです。
    飛ばし読みをしないのが通常ですが、本が届くやいなやドスッと座り込んで開いたページがあります。

    『失われた記録 立田實の生涯』

    っつーか、
    この項が読みたくてこの本を買ったと言う方が正しいです。
    この方は若くして病死されていますが、その山行スタイルから思うに、
    現代的スマートな『エキスパート・クライマー』と言うより、山の『豪傑』です。
    私の一番憧れの『山ヤ』さんです。

    も少し若くて元気なころは、私ごとき遠く遠く及ばないながらも、
    立田氏に一歩でも近づかんと、単独で山に入った時期もありましたね。
    今でももちろんそうですが、これからもずぅ~うっと、生涯憧れの山ヤであり続けるでしょう。

    この『登山史の森へ』と言う本は、日本登山史の中の『こぼれ話』的な部分にスポットライトを当てる感じで書かれています。
    私は登山に目覚めた少年の頃、学校はもちろん市の図書館にも出かけて行って諸々読みあさっていたので、馴染みのある方々の名前も沢山出て来ますが、ごく最近のブームに乗って山を始めた方はもちろん、結構なベテランの御仁も興味深く読めると思います。

    著者はエッセイストの『遠藤甲太』氏。
    自身もクライマーとして活躍されたことでも知られます。
    各項とも短編で、テンポよく軽妙に書かれています。
    『星新一』のショートショート小説を読む感覚で、ドシドシ読み進められるのがいいですね。

    立田氏のことが収録されたもう一冊
    『山書散策』
    はのちほど紹介したいと思います。
    ・・・本当は非売品の追悼集を読みたいのですが、部外者極まりない私にとっては恐れ多いことなので、ここはグッと我慢のしどころではあります。

    こちらは立田氏のことを知る方によるサイトで、その人となりが詳しく書かれています。
    管理人のお名前を拝見して『おぉっ!』と思った方は『通』な方ですね。

    天才岳人 立田實の想い出

    私ごときが紹介して良いものかと悩みましたが、トップページ に『リンクフリー』とありましたので、誠に勝手ながら謹んで紹介させていただきました。

    他、ヤマレコにも、改めてその凄さを物語るレポがありましたので、紹介させていただきます。

    厳冬の知床岳55年前に単独20日間の往復登頂(ヤマレコより)

    実際に山に登ることはもちろん楽しいですが、書物を読んで見識を広げたり、山々に思いをはせるのも、これまた何とも楽しいですよね。
    だから山はやめられない。

    ロックンロール。





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    | 読・み・も・の | 10:03 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    COMMENT

    オススメですか!?

    目目連さん、こんばんわ

    今年もエルニーニョ現象の影響で梅雨らしくない日が続きましたが
    ようやく先週辺りから梅雨っぽくなってきましたね。

    さて「登山史の森へ」立田實氏は、存じ上げませんが
    目目連さんオススメと言う事であれば興味がありますね。

    たぶん、なかなか売っていない本なのでしょうけど
    ちょっと探してみたいと思います。

    | オニオン/ | 2015/07/06 00:24 | URL |

    Re: オススメですか!?

    オニオン/さん

    いつもありがとうございます。

    この本は現行本なので、普通に手に入りますよ。
    立田氏以外の項も、埋もれた登山史に関して掘り下げてあるし、
    エッセイストならではの表現で非常に面白いです。

    歩く山も楽しいですが、読む山も楽しいですね。

    | 目目連 | 2015/07/06 21:30 | URL |















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