『それいいな!』の山道具

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    地下足袋ハイキングのススメ ~地下足袋の選び方

    えー。
    様々な場面で様々な用途の地下足袋を試していますので、その蓄積をご紹介します。
    長所・短所を見きわめて地下足袋選びの参考にしてください。

    スパイク
    長所: ぬかるんで滑る(泥)所に強い。 雪渓の上も滑りづらい。
    短所: 石・岩の上は注意しないと『カリーッ』とよく滑る
    番外: ゴムピンスパイクと言うのもあるが、山ではどっちつかずで使えない。
    コメント: 1cmほどのゴムイボとスパイク付きのイボが出っ張っているので、クッション性も良い。ただ、イボが『グニグニ』と動くので、岩の上、特に細かいスタンスでは不安定。一ノ倉のアプローチで痛い目をみた。
    反面、山菜採りでは抜群に使いやすい。
    親指と人差し指の間がつながったタイプの方がいい。

    鉄ピンスパイクのメーカーで比較しました。

    荘快堂 >>>> 丸五 >>> 力王

    荘快堂のピンが一番タフです。
    力王はたった半日の使用で、結構ピンの脱落個所がありましたね。

    農・林業用
    長所: 足首位までゴム引きで防水されている物が多い。
    短所: ゆえに長時間では蒸れる。底が薄く本当に上手に歩かないと足裏が痛い。
    コメント: 作りから言えば、山向きと言えばそうかな。ただし、底のゴムは最悪。ほぼ平らなので泥の上は滑る。濡れた岩の上も素晴らしく良く滑る。

    お祭り用
    長所: 底が厚めでクッション性が良い。
    短所: 防水が無い。安全も無い。
    コメント: 底のトレッドは5mmほどの溝の波型で、スタッドレスのように泥や雪を噛むので滑りにくい。しかしゴムの性質上、濡れた岩は良く滑る。『スニーカー底』のようにエアクッション入りの分厚いのがあるが、これでは『足運びを覚える』ことからすると本末転倒。 爪先に芯の入った『安全』タイプがないのが残念。

    スパイク、高所用、農・林業用には指先に芯が入った『安全』タイプがある。
    山では指先を石にぶつけることが意外と多い(地下足袋を履くとよくわかる)ので、『安全』タイプを選ぶのは必須。
    ただ試し履きをしないと、芯の形状が指に合わないことがある。

    スポーツ用品店でスポーツ用のインソールを買って、地下足袋型に切り抜いて敷くことも必須。足裏の最低限の保護の為です。
    んで、インソールを敷くので、普段のサイズより0.5cm大きいのを選んだほうがいいですね。

    ではひとつエピソードを。
    もう10年以上前か。三角縦走で常念から蝶へ向かっていた時のお話。
    無論地下足袋でです。
    私はコンパスが長いので、かなりのスピードで歩くのですが、私の脇を風のように抜き去って行った人物がいました。良く見るとその人も『地下足袋』を履いていました。
    足首・膝・股関節のやわらかい素晴らしい足運びでした。おそらくは小屋番か厳しい山岳部の出身だと思います。要は50kg以上の重荷を背負った経験があろうと言うことです。その後、数人のおばちゃんたちが前からやって来て、『あらっ!この人も』って。
    そこで衝撃的な一言。

    かわいそうに。お金が無いのね。

    だって。
    『はい?』
    力が抜けて、くねくねとなりました。
    ま、私はともかく、その人はヒタヒタと見事でしたね。

    今は山道具も軽量コンパクト化して30kg担ぐことも稀になりましたので、ぜひ『地下足袋ハイキング』で上手な足運びを身につけましょうね。
    怪我も疲労も少なくなり、より楽しい登山になるでしょう。

    地下足袋は『ワークマン』や『コメリ』などに行くと多種あるので、登山靴同様履き比べて自分に合ったものを選んでください。
    ちなみに私は『農・林業用』『スパイク』『長靴』を用途によって使い分けています。



    安全タイプと普通タイプ。



    さらなる上達のため、以下のレポをアップしました。

    地下足袋ウォーキング ~正しい足運びを身に付けよう

    ぜひご覧あれ―。
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    | 知っ得! | 15:58 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    COMMENT

    な、なんと!

    こんばんは、目目連さん!

    そして、なんて失礼なおば様方でしょう!
    む~っっっ!!!
    山のベテランに対して、無礼な!
    きっと今頃、膝が痛くて後悔しているに違いありません!
    ≪あぁ、私も地下足袋で鍛えておけば良かったわ(涙)≫って!

    さて、先日鍋割山で有名な『水歩荷』を、やってみました。
    ペットボトル1本だけですが、重さの違いと足捌きの重要性が、よくわかりました。
    地下足袋修行をしていなかったら、膝を壊していたかもしれませんね(^^;

    そして最近は靴を履くことが多かったので、そろそろ地下足袋修行を再開します。

    ちなみに私の地下足袋は農林業用で、防水性はありませんが、三箇所のマジックテープで留めるので、しっかりフィットします。
    あと、ゴム底は5ミリほどの波型の溝があります。

    もちろん、指先安全タイプです!

    | 悠 | 2013/11/25 23:59 | URL |

    Re: な、なんと!

    悠さん

    > ペットボトル1本だけですが、重さの違いと足捌きの重要性が、よくわかりました。

    足運びを身に付けるのに一番いいのは『歩荷』です。
    足を置く場所と置き方が悪いと、てき面に疲れます。
    左右にブレないようにバランスをとって歩かないと長続きしません。
    今は道具の進化のおかげで30kgを超すのは、冬山に入る時くらいに限られてきましたね。
    30kgは歩荷とは思ってませんが。

    女性は体が小さいので、徐々にでいいので増やしていくと身についてくると思います。
    ただ、怪我には細心の注意を払ってください。

    地下足袋は次善の策ですが、足運びを覚えるには、これが手っ取り早いですね。

    地下足袋の時の人の目は気にならなくなってきましたか?
    時々やると、自分の足運びの乱れに気付きますね。

    どんどんレベルアップして行ってくださいね!

    | 目目連 | 2013/11/26 20:31 | URL | >> EDIT















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