『それいいな!』の山道具

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    夏山登山について ~注意点をいくつか

    梅雨も終盤となり、そろそろ楽しい夏山シーズンになります。
    そう言うわけで、夏山についての危険情報と言いますか、注意点をいくつかあげてみたいと思います。
    一般論が知りたい方は『夏山 注意点』『夏山 危険』等々で検索すれば、たっくさんヒットしますのでそちらをご覧ください。

    このレポは『私、目目連』が気をつけている点をあげてます。
    一般論に振りかける『薬味』的な意味合いで読んでくださいね。

    スーパーセル
    wikiからちょろまかした巨大積乱雲

    その1 ~雷(雷雨
    まず第一に『毎日必ず起きるもの』としておきます。
    起きなければラッキーでしたで処理します。
    よって、遅くとも午後2時にはその日の行動を終えるように計画を立てます。
    と言うことは、朝は暗いうちから準備して、足元が見えるか見えないかの時間に行動を開始します。
    多くの人は、知らないのか忘れているのかわかりませんが、夏山のみならず登山における基本中の基本です。
    要するに、天気の安定した午前を『いかに長く利用するか』と言うことです。

    避難場所とかの対処法も、下手に私が書くより調べれば沢山出て来ます。
    ご自身で検索してください。
    それはそれでそうなんですが、それ以前の『計画の段階』で雷様のお出ましの時間前に『安全地帯』にいるように、そして『ワインレッドの心』を歌えるような『余裕を持った計画』を立てましょう。 (下手な親父ギャグですみません)
    私が言いたいことは、実際に雷に合ってあわてるのではなく、計画段階で『避雷』しておきましょうと言うことです。
    対処法うんぬんは次善の策と言うことです。

    その2 ~濡れると滑るモノ
    これも夏だけに限った事ではありませんが、
    雨の時はもちろん、早朝だったり、ガスられたりと、さまざまな状況で足場が濡れていることが多々あります。
    地下足袋やスニーカーなどは恐ろしく滑りますが、ビブラム底でももちろん滑りやすくなります。
    濡れて危ない場所をいくつかあげてみましょう。

    1.角の取れた岩
    大キレットや前剣~剣本峰など、岩角が靴底で磨かれてつんつるてんです。
    ここらは落ちるとロクって(死んで)しまうので、注意に注意を重ねましょう。

    2.木の根
    うかつに踏めません。恐ろしく滑ります。
    20年ほど前ですが、下っている若い女性が滑って、1mほど宙に浮いて思い切りお尻から落ちました。
    恥ずかしかったのでしょう、サッと立ち上がり何事も無かったかのように歩き始めましたが、痛かっただろうなーって。
    その気丈な振る舞いに、まわりの人間は苦い顔で沈黙してしまいました。

    3.木の梯子や階段
    登山道に木の梯子や、丸太や板を固定した階段状の足場があります。
    これは滑ると言うより、滑ったら恐ろしいことになります。
    よく見てみてください。
    釘、鉄の杭、番線(針金)などが出ています。
    ここで滑って、番線に引っ掛けて、手のひらの親指の付け根のあたりを『引裂いた』人がいました。
    私が水筒の水で傷を洗って、傷口をタオルで縛りましたが、一緒にいた私の彼女は青ざめて失神しそうでした。
    下山中だったので、自分で病院に行くと言ってましたが、カットした場所がもう少し下だったら手首なので不幸中の幸いでした。

    その3 ~雨+風
    ご自分で経験したか、そう言う人を見たことがあるかとは思いますが、
    長時間雨の中を歩いて小屋やテン場に着いた人が、受付で字が書けないんですね。
    かじかんじゃって。
    よって、私は雨の日はゴアテックスの『レイングローブ』をはめています。
    これ1枚はめるだけでも字が書けないほどにはなりません。
    薄手のインナーをすればさらに良いと思います。

    こちらの『やまフォトさん』のレポのグローブがとっても良さそう。

    手で済めばまだいい方ですが、これの行きついた先は『2009年のトムラウシの遭難事故』になります。
    夏でもばっちり『疲労凍死』しますので、
    第1に雨の時は行動しない
    第2に『体力があるうち』に非常用シェルターで避難体勢を取る
    を厳守しましょう。
    特に第2の『体力があるうち』は頭に入れておいてくださいね。
    体力が無くなってからでは、非常用シェルターをかぶっても手遅れになりかねません。

    ツエルトザックを見直せ! ←しっかり読んでおいてください。

    風が加わればさらに事態は悪くなります。
    と言うより一番恐いのは風です。
    風については、晩秋あたりにレポする予定ですので、しばらくお待ちください。

    再度申しますが、上記3つは『一般論』にはあまり出てこない注意点です。
    お近くにベテランの方がいらっしゃったら、その方なりの注意点を聞いておくのもいいですね。
    私とはまた違った良い話を聞けるかと思います。
    それらを蓄積して、ご自分のものを確立して、安全で楽しい登山を続けましょう!

    ロックンロール。







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    COMMENT

    こんばんわ^^

    非常に為になる記事でした。

    私はまだまだビギナーなので

    色々と肝に命じて山行に励みます。

    ブログにもあげましたが、初のテン泊デビューしてきました。

    めっちゃ楽しかったです^^


    でわでわ レッツロック!!

    | RED EYE | 2014/07/15 20:57 | URL |

    Re: タイトルなし

    RED EYEさん

    毎度ありがとうございます。

    山に長く入っている方は、その方なりの経験があり、危機回避の方法もお持ちです。
    多くの方に聞いてみて、知識を広めていってください。

    テン泊ですね。
    山の楽しさはテン泊から始まります。
    病みつきになりますよ。

    | 目目連 | 2014/07/16 07:35 | URL | >> EDIT

    いつも勉強になります

    目目連さん、こんばんは。
    いつも勉強になってます。夜明け前からの行動開始と午後2時までの行動終了ですか、なるほどですね。私はいわゆる日本アルプスと呼ばれる山岳地帯を知りませんが、高山とはそういうものなんでしょうね。いつかは縦走を繰り返してみたいです。
    滑るモノは知ってます。木の根で転んだこともありますし、木の梯子は急いで渡った時に、端から端までスケートのように滑ったこともありました。後で考えるとゾッとしますね。極力大事故にはつながらず、経験を積んでいきたいものです。また、いろいろと教えてください。

    | fugeedash | 2014/07/16 21:59 | URL |

    Re: いつも勉強になります

    fugeedashさん

    毎度ありがとうございます。

    > 夜明け前からの行動開始と午後2時までの行動終了ですか、なるほどですね。

    低山でも同様ですね。
    よって、1000m級の山だと8時頃には下りて来たりします。
    早朝だと、空気も澄んでいて遠くまで見渡せて綺麗ですし。

    思い切って来シーズン(今秋にも)って、目標を立てて日本アルプスデビューしてはいかがですか?
    期日を決めれば意外とスムーズに決行できますよ。
    新たな世界を広げてくださいね。

    | 目目連 | 2014/07/17 08:35 | URL | >> EDIT

    目目連さん、こんばんはi-179

    今回の記事を読んで、去年のちょうど今頃、小屋の手前10分くらいのところで雷雨に会い、1時間ほど動けなかった事を思い出しましたi-282
    あの時は山のお師匠様が一緒だったから良かったけど、単独だったらパニくって、小屋が近いからって走り出してたんじゃないかって思います・・・
    いい経験だったと思います。

    グローブも、濡れると寒いってのも体感したので、今年はしっかりしたレイングローブを新調しましたi-190
    いつもザックに入れて、連れて歩いてますi-185

    今年の目標は、決めた時間にちゃんと起きる。。。だなi-282

    | 雪野 | 2014/07/18 22:31 | URL |

    Re: タイトルなし

    雪野さん

    毎度ありがとうございます。

    > あの時は山のお師匠様が一緒だったから良かったけど、単独だったらパニくって、小屋が近いからって走り出してたんじゃないかって思います・・・
    > いい経験だったと思います。

    そう言った状況で動き回ると『リングワンデリング』になる可能性があるから動かなかったんだと思います。
    雷雨がおさまって動いたので『10分の所』だったってなれたわけで、雷雨の中を動いてたらどうなったかわからないですからね。
    お師匠様さすがですね。かなりの方とお見受けしました。

    > 今年の目標は、決めた時間にちゃんと起きる。。。だなi-282

    スマホか何かで派手な曲をぶっ放しましょう!

    | 目目連 | 2014/07/19 16:02 | URL | >> EDIT

    怖いですねぇ~

    目目連さん、こんばんわ

    もぅ夏ですよね!
    どぅ~考えても台風8号が過ぎた後は
    梅雨明けしてると思うのは僕だかでしょうか?

    雷と大雨は怖いですねぇ~
    僕は、昨年の夏に秋田駒ケ岳へ登った際、経験しました。
    っとは言っても下山口まで10分弱の所だったんですけどね。
    上にいる人は気の毒にと思いました。

    濡れてると滑る場所っと言えば!
    実は昨日休みだったので山へ行って来たのですが
    粘土質の赤土は滑りますねぇ~(´Д`)
    しかも靴底にまとわりついて、岩の上などでも滑る。。。
    昨日は滑って転んで肘を打って、痛かったです。

    話は変わりますが、お陰様で登山を始めて2年目になりました。
    いよいよ今、高山を視野に入れた登山の練習をしています。

    目目連さんの記事が、ますます必要になってきます。
    なので、これからも勉強させて頂きます。

    | オニオン/ | 2014/07/23 00:50 | URL |

    Re: 怖いですねぇ~

    オニオン/さん

    毎度どもですー。

    > 粘土質の赤土は滑りますねぇ~(´Д`)
    > しかも靴底にまとわりついて、岩の上などでも滑る。。。

    滑りますね。
    靴のブロック内にびっしりくっついてますので、それ以降も滑りますね。
    粘土質は抜群に滑るので、そう言う状況の多い山菜採りでは『スパイク地下足袋』が最強ですね。

    > いよいよ今、高山を視野に入れた登山の練習をしています。

    人によってまちまちですが、ガクッと足が鈍る高度があります。
    私は富士山8合目あたりですが、もっと下2000mくらいでガクッと来る人もいます。
    その辺は、実際に何度か行ってみて、自分はどのくらいかを掴んでおくといいです。
    で、その手前辺りから意識的にペースダウンすると消耗が少ないです。

    > 目目連さんの記事が、ますます必要になってきます。
    > なので、これからも勉強させて頂きます。

    私でお役にたてれば、気軽に質問してください。
    わかる範囲で精一杯答えて行きたいと思います。

    | 目目連 | 2014/07/23 20:35 | URL | >> EDIT

    こんばんは、目目連さん!

    いよいよ間近にせまった山行き…気を引き締めるために、再度目目連さんの記事を読み返しています。
    本当に夏は雷が怖い…今回、コースタイムどおりで行けば14時頃に山小屋に到着なのですが、意識的にペースを落とすとして、15時頃か…。
    もし雷に遇ってしまった時は、過ぎ去るのを待って行動します。
    もちろん、Em-Shelterは忘れずに持って行き、雨風に出会った時は、素早くかぶります!

    気をつけて行ってきます!(^^

    | 悠 | 2014/07/27 21:17 | URL |

    Re: タイトルなし

    悠さん

    事前に時間やコースをシミュレーションしておくことは大切ですね。
    なるべく早朝(足元が見え始めるかどうか)から早め早めに行動に入ると、歩くペースもそうですが、なにかと余裕を持って行動できます。

    > もし雷に遇ってしまった時は、過ぎ去るのを待って行動します。
    > もちろん、Em-Shelterは忘れずに持って行き、雨風に出会った時は、素早くかぶります!

    雷に遭ったら、と言うより、雷に遭いそうな時間とコースをシミュレーションで割り出しておいて、逃げ場所の見当をつけておきましょう。
    で、実際に遭ってしまったら、エムシェルターをかぶったり、レインウェアを着ることよりも、安全地帯に逃げることを最優先してください。
    音が鳴り始めたら、逃げる準備です。
    山の雷は、下界のそれとは比較にならないほど恐ろしいです。

    楽しみつつも、気を付けて行って来てください。

    | 目目連 | 2014/07/28 07:27 | URL | >> EDIT

    こんばんは、目目連さん!
    再度失礼します(^^

    今回は尾根筋に上がってしまうので、雷が鳴り始めたら逃げようがないです(^^;
    可能な限り低いところに逃げ込み、ハイマツの間に隠れるしかできないかも…。
    バスの時間があるので、行動開始時間は早められないし…。
    なので今から真剣に、雷鳴りませんように!!!!!と、祈っています(^^;

    では目目連さんのアドバイスを胸に、気をつけて行ってきます!
    いつもいろいろ教えていただき、ありがとうございます(^^

    | 悠 | 2014/07/28 20:20 | URL |

    Re: タイトルなし

    悠さん

    > 今回は尾根筋に上がってしまうので、雷が鳴り始めたら逃げようがないです(^^;

    尾根筋の真上を避けて、転落、滑落しないように稜線を外してくださいね。

    > では目目連さんのアドバイスを胸に、気をつけて行ってきます!

    気を付けて行ってきてください。
    レポ楽しみに待ってます。

    | 目目連 | 2014/07/28 20:51 | URL | >> EDIT















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