『それいいな!』の山道具

    ~ 登山人生でめぐり会えた全ての道具たちに捧ぐ ~

    << PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

    >> EDIT

    ツェルト泊のうんちく

    最近はツェルトを簡易テントとして設営するのが流行りみたいです。
    ブログ等でたくさん記事が紹介されていますね。
    ツェルト 張り方』や『ツェルト 比較』や『ツェルト 評価』で検索すると相当数ヒットします。
    しかしよーく見てください。
    どれも天気のいい時のものばかりじゃありません?
    本当に知りたいのは雨の中や冬山など、条件の悪い時にどうかってことじゃないですか?

    では、ツェルト泊に関して率直に述べさせていただこうかなと。

    設営は慣れが必要。
    事前にしっかりシミュレーションをしておかないと、ぶっつけ本番じゃまず無理です。

    下ごしらえが必要。
    張り綱等は付属してないので、予め取り付けておかないといけない。現場でやるととっっっっても時間がかかると思う。

    中は狭い。
    ただ『寝る』だけだと思った方が良い。大人二人が余裕を持って・・・なんてありえない。

    虫は入り放題。
    基本的にベンチレータや、入口幕の下の部分と床との境目はガラ空き。

    本降りの雨が降ったら終わったと思った方が良い。
    底割れ式なので、水は入り放題。

    耐風性が全くと言っていい程ない。
    風を避けられる場所に張ることが絶対条件。

    防水透湿生地でも結露します。
    たとえ最強のゴアテックス製でも、気温が低い時には結露します。
    ストーブを使って調理した暁には・・・想像してください。


    ツェルトの場合、寒い時期は必ずこうなります。・・・残念ながら・・・

    これらのことを踏まえ、重量と快適さを天秤にかけて、覚悟の上でテント代わりにするならいいと思います。
    あくまでビバーク(不時の野営)用と考えましょう。
    教えて!gooなどの質問サイトで『テントとどちらが良いか?』などと質問しているくらいのレベルでは、まずやめておいた方がいいと思います。
    どうもメーカーのHPの写真やそのへんのブログ等を見て、テントと同じように張れると思っている人が多いご様子。
    それなら軽いツェルトの方がいいと言う訳でしょうね。

    んー。
    ツェルト用のポールやフライなどもありますが、そんなのをプラスしていると1kgくらいにはなってしまうので、それなら『Terra Nova』のテントの方が、同じくらいの重量でケタ違いに快適になります。



    ・・・おっと。
    文句ばっかし書いてしまったが、簡易テントを過大評価しないようにと言いたかっただけです。
    最後に私がツェルトの恩恵に与った場面を御紹介します。

    岩陰でビバークした時、細引を巻いた石をチョックストーンにしてクラック(岩の裂け目)に噛まして、そこからシート状のまま吊り下げました。
    小雨が降ったのですが、これがまた情緒をかきたてて何とも言えない至福の時でありました。いとおかし。

    もーひとつはお気に入りの半雪洞
    これはかなり使えるので、覚えておいた方がいいツェルト泊のテクニックであります。

    その場その場で工夫して、毎回違う作品が出来上がるのが楽しいのです。

    必読!『ツェルトザックを見直せ

    ツェルト泊に最適なツェルトは『こちらのレポ』をご覧ください。


    ツェルトの設営(普通の張り方)の解説が非常に分かりやすいです。

    お泊りに関してはこちらの『お泊り系』のカテゴリをよーくお読みになって、ご自分に合ったアイテムを選んでください。









    『簡易テント』だけを求めるなら、これが一番!




    えー。
    最近・・・

    ツェルト 厳冬期』
    ツェルト 北アルプス』
    ツェルト 耐風性』

    等々のアクセスが増えてますのでひとこと。

    厳冬期のツェルト泊(簡易テント)は『低山』『樹林帯』に限定されると思うし、上に抜ければ簡易テントは『無理』と思います。
    樹林帯でも雪が降れば潰されるでしょうし、厳冬期の場合はわずかな誤りで『死』がちらつくので、簡易ではなく、ちゃーーんとしたテントで行きましょう。

    つーか、厳冬期の稜線を歩いた経験のある方なら、よもや稜線にツェルトを張ろうなど、想像だにしないと思います。これらの検索をされてる方々は、稜線歩きは未経験なんではないでしょうか。

    ・・・うん。
    雪洞半雪洞でのツェルト利用ならおすすめします。『雪洞 半雪洞 作り方 掘り方』等々で検索すれば、場所の選定やコツなど色々ヒットすると思います。
    棚を作ったり、土間的なものを作ったり、一晩でお別れするのが寂しいほどの快適なお部屋を作れます。
    時間と体力にゆとりをもって、ぜひトライしてみてください。
    関連記事
    スポンサーサイト

    | 知っ得! | 21:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

    COMMENT















    非公開コメント:

    TRACKBACK URL

    http://mtngoods.blog.fc2.com/tb.php/9-f7b8cac3

    TRACKBACK

    << PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>