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    『それいいな!』の山道具

    ~ 登山人生でめぐり会えた全ての道具たちに捧ぐ ~

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    Metolius Dynamic PAS - メトリウス・ダイナミック・パーソナルアンカーシステム

    えー。
    今回も諸々更新した岩系アイテムのひとつです。
    入手したのは『メトリウス・ダイナミック・パーソナルアンカーシステム』です。

    一般的に『P.A.S - パス』と呼ばれ、セルフビレイを取るアイテムです。

    メトリウス・ダイナミックPAS01
    これわたしの。

    以前使ってた初代PASが毛羽立ってきたので買い替えることにしました。
    こちら『Petzl Vertigo - ペツル・ヴェルティゴ』にチラリと登場させてます。

    んで、私は体がデカいので、体が受ける衝撃もそうですが、支点に与える衝撃も大きいので、より安全性の高い『ダイナミックロープ(伸縮性のある素材)』でできたものをチョイスしました。
    特に私は重量級ですので、ふつーの人以上に慎重に選ばざるをえません。


    落下係数と体が受ける衝撃のうんちくは、こちらの動画がわかりやすいです。

    ハーネス着けて自撮り写真は撮ったのですが、下手くそでどーもわかりづらかったので、シンプルな写真で説明します。

    メトリウス・ダイナミックPAS02
    普通の装着は大きめのループを利用したガースヒッチです。

    メトリウス・ダイナミックPAS03
    できあがり。

    ただ、ご存じの通り、ハーネスの上下のタイインループは締まったままになります。
    よってテンションが抜けた時は緩んで欲しいわけで、どうするのかと言いますと、考え方は『Grivel Daisy Chains Evo』と同じです。

    グリベル・デイジーチェーンEVO
    ハーネスにガースヒッチで結ぶループの脇に小さいループがあり、それを利用します。


    やり方はこちらの動画で。

    これをオーソドックスなPASでやってみようと。

    メトリウス・ダイナミックPAS04
    っつーわけで、大きめのループのお隣さんに突っ込めば同じこと。

    メトリウス・ダイナミックPAS05
    そっから出てきたループに・・・

    メトリウス・ダイナミックPAS06
    カラビナ側(オレンジ)を通すと・・・

    メトリウス・ダイナミックPAS07
    こうなります。
    ごちゃごちゃしてて分かりづらいですが、動画と絡めてイメージしてください。

    こう言う取っ付け方をすると、上下のタイインループは、テンションが掛かった時は締まりますが、テンションが抜けると緩みます。
    ふつーのPASよりは弾力性があるので、一般的な方法でも緩みやすくはあるのですが、そこは好みで自分なりの使い方でいいと思います。
    難点は輪っか1つ分短くなるくらいですかね。

    今回の『ダイナミックPAS』にひとつ不満を言わせていただきますと・・・
    ふつーのPASより『バルキー』なんですよね。
    私は使ったことありませんが、同じメトリウスの『アルパインPAS』と比べるとなおさらでしょう。

    アイテム詳細は『メトリウス・ダイナミックPASの公式ページ』をご覧ください。

    と、言うわけで、更新したアイテムを使いたくてうずうずしてるのですが、前回のレポで述べた通りなわけです。
    木曜の夜から神経痛がひどくなりまして、同じ姿勢でいることすら辛い状態です。
    椅子に座ったり床に座ったり、バランスディスクを敷いたり敷かなかったりと、何とか過ごしております。

    まだまだ雪のシーズンは続きますので、みなさんにおかれましては、こちらの『積雪期カテゴリ』をお役に立ていただければ幸いです。


    よろしくべいべー。


    by カエレバ


    by カエレバ

    軽量タイプのアルパインPAS

    by カエレバ


    by カエレバ

    腰はこれを敷いてる時が一番楽かな。

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    | クライミング系 | 12:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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    TOAKS チタン・ウッドバーニングストーブ ~ソロストーブと双璧?

    えー。
    まず、私事で申し訳ありませんが、
    中学時代に判明した『腰椎分離症』との長い長いお付き合いで、
    初冬あたりから、就寝中の神経痛が出始め、年明けからはひどくなりまして、最近は軽い山行しかできておりません。
    と、言うわけで、ま、その・・・
    軽い山行での楽しみとなれば、私の大好きな『火遊び』と言うことになります。

    で、今回購入したのは『トークス・チタン・ウッドバーニングストーブ』です。
    このシリーズは2種類あり、買ったのは大きい方の『STV-11』の方です。

    トークス・ウッドバーニングストーブ01
    二次燃焼+ロケットストーブ的な仕様。
    頭に乗ってる別売りの五徳は妙にちゃち。

    トークス・ウッドバーニングストーブ02
    スノピ・トレック900』にピッタリ収納。

    蒸し器台
    蒸し器用の上げ底台。
    これは地面を焼かないため。


    本燃焼に入ると煙は出なくなる。
    二次燃焼もばっちし。

    トークス・ウッドバーニングストーブ03
    燃えカスはこのくらい。
    ちなみにソロストーブはほぼ残らない。

    と言うわけで使用感です。

    着火からの燃焼まではソロストーブと何ら変わりません。
    薪の投入も15cmくらいであれば気になりません。
    上半分のロケットストーブ仕様のおかげで『ソロストーブ・ライト』より火力は強い。
    その分、燃料の消費も早い。

    そんなところで、優劣は無く、好みの問題だと思います。
    お値段はトークスの方が安いですね。

    っとまあ、腰痛次第で今後の山行タイプは不明ですが、
    クライミング用品をいくつか更新したのもありまして、早く元気になりたいです。
    昔のスポーツでの後遺症から、ここ数年で体がガタガタになってきましたが、オールシーズンの一般登山は続けられるように頑張りたいです。
    みなさんも『体のケア』をしっかりやって、楽しく山を続けてくださいね。


    宇津井健
    宇津井健氏は神経痛
    回文の最高傑作



    by カエレバ


    by カエレバ



    地面を焼くタイプのストーブには必要。
    ソロストーブには不要。

    by カエレバ


    by カエレバ

    こう言うのを座布団替わりにすると、腰痛が緩和されます。

    | ストーブ | 08:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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    Metolius Rope Tarp ~シンプル・イズ・ベスト

    えー。
    今回は、冬ボーナスで買ったアイテムのひとつ
    『メトリウス・ロープタープ』
    のご紹介です。
    これまではザックに突っ込んでましたが、人のを見たりしてるうちに、ロープバッグなるものが欲しくなりました。

    ま、ま、ま、冬山系アイテムじゃないですが、そこはご勘弁を。

    メトリウス・ロープタープ01
    ポケット付きの風呂敷のようなもの。

    ロープバッグは各社から色々出てますが、
    一番安くてシンプルなのでこれにしました。

    メトリウス・ロープタープ02
    使い方は簡単。
    片方のループに末端を結んで、わさわさとロープを手繰り、最後の末端をもう一方のループに結ぶ。

    メトリウス・ロープタープ03
    ↑側を少し持ち上げてポケットにズルっと滑り込ませる。

    メトリウス・ロープタープ04
    両側を折りたたんで、

    メトリウス・ロープタープ05
    クルクル巻いてカラビナ掛けて終了。
    至って簡単。

    保管もこのまま。
    ゲレンデなどに行く時は、シューズにハーネスにガチャも一緒に包んでザックに突っ込んで持って行くだけ。

    不便な点と言えば、
    ゲレンデなどで、ちょっと離れたルートなどに移動する時ですかね。
    頻繁に移動する人は、斜めめ掛けのショルダーストラップが付いたものや、ザック型の方がいいかもしれません。
    ただ、その分重くなるし値段もちょい高いので、その辺はお好みですね。

    詳細は『メトリウス・ロープタープの公式ページ』をどぞ。

    冬山最盛期となってきました。
    冬はちょいしくじれば命にかかわる分、道具は高価なので、外した時のガッカリ感も大きいです。
    私の道具選びの苦闘の痕跡は『冬山系カテゴリ』にありますので、散財防止の参考になれば幸いです。


    ろっくんろーる。


    by カエレバ


    by カエレバ
    これにするか迷った。


    by カエレバ
    これはさらにシンプル。

    | クライミング系 | 16:11 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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    DUG 焚火缶 S/Mセット ~安くて軽くて使いやすい

    みなさん。
    明けましておめでとうございます。

    えぇ~っとですね。
    以前『スノーピーク・トレック』を利用した『水蒸気炊飯のレポ』を上げましたが、
    いまいち微妙でしたので、諸々検討した結果、新たなコッヘルを購入しました。

    『ダグ焚火缶 S-Mセット』

    のご紹介です。

    ダグ焚火缶00
    本来はキャンプ用クッカー?のようです。
    服部文祥さんも愛用してますね。

    仕様:
    S/本体: 103H×127mm(Φ) 1160ml 蓋: 51H×122mm(Φ) 440ml
    M/本体: 110H×153mm(Φ) 1880ml 蓋: 47H×146mm(Φ) 620ml
    重量 S/本体:117g 蓋:71g
    M/本体:150g 蓋:78g
    総重量 416g

    ダグ焚火缶01
    これ私の。
    もちろん『アルミ鍋の儀式』は済ませております。

    前回のレポの通り、トレック900がアレでしたので、
    内鍋は『チタントレック900』だけ買って代用しようと考えました。
    しかしそうしますと、
    スノピトレック1400 (305g) + チタントレック900 (175g) = 480g
    しかもお値段が今の最安で\4,950。
    外側をチタントレック1400にすると、さらにプラス\5,390。

    ダグは416gで\3,000前後。
    重量、お値段ともにダグ焚火缶の方に軍配。
    ちなみに両方チタントレックにすると385gですが、30g差なので、お値段3倍で30gの軽さを取るかどうかの判断になります。

    ダグ焚火缶02
    吊り手ごと鍋を重ねると片側に寄ってしまいます。

    ダグ焚火缶03
    吊り手を外しました。
    本来取り外し仕様では無いので、繰り返すと土台がポッキリ行きそう。

    ダグ焚火缶04
    今回の実験の集合写真。
    前回同様、内鍋の蓋は使いません。
    外鍋と内鍋の底の部分に隙間を作る必要がありますので、100均(キャンドゥ)でメスティン用の底網をゲット。
    ダイソーにも似たようなのがあるみたいなので、お好きな方を。

    ダグ焚火缶05
    100均底網がジャストフィット。
    外鍋の水は今回も4cmほど。

    ダグ焚火缶06
    前日研いでおいた米2合を、吊り手を外した内鍋に入れ、マトリョーシカ状にセット。

    ダグ焚火缶07
    今回は『小ブス(ホエーブス725)』の強火力で試してみる。
    下には吹きこぼれ対策の段ボール紙。

    ダグ焚火缶08
    今回も20分炊き上げます。

    ダグ焚火缶09
    沸騰して蓋が浮き上がって来たので、水を入れた『スタンレー・クラシックマグ』を重しに乗せる。
    ここで中弱火に。


    うっ。
    前回のスノピに比べ、吹きこぼれが少ない分、吹き上がりがすごい。
    テント内でやると、翌朝結露どころの話ではない。
    冬だと霜だらけになりそう。
    う~ん。
    暖かい季節にテント外でってことですか。

    ダグ焚火缶10
    前回同様15分蒸らしてできあがり。(ちょいピンぼけ)

    ダグ焚火缶11
    100均底鍋を入れてスタックする場合は、内鍋の蓋を裏返せばOK。

    ダグ焚火缶12
    スタッフバッグ付き。
    だぼだぼ。

    実験を終えての感想:
    私は2合食べたいので鍋の選定に苦労しましたが、普通の人は1合で十分だと思うので、アルミ・チタン問わずにお好きなものをどうぞ。
    考慮すべきは『蓋の形状』ですね。
    私は蓋が『ハマる式』のものを選択。
    『かぶる式』のものだと、前回の実験のように吹きこぼれが多くなります。
    ま、吹き上がるかこぼれるかなので、お好きな方を。
    1合だと、15分炊いて10分蒸らしでいいと思います。(要お家実験)

    詳細はこちらの『ダグ焚火缶 S/Mの公式ページ』をどぞ。
    中国製ですが、この安さならまあ良しとしますか。
    私より食べると言う方、もしくはグループの場合は『M-Lセット』。
    他にも『S-M-Lセット』と言うのもあります。

    結果的に今回の実験結果は冬山仕様ではありませんでしたが、山はエネルギー消費が大きいので、しっかり食べ込んで、しっかりエネルギーを満たしておくことは重要です。


    ろっくんろーる。


    いよいよ『厳冬期』に突入ですね。
    こっから1ヶ月半ほど、天候・気温とも一番厳しい時期になります。
    こう言うもの必携です。
    非常用3点セット完成形~いざと言う時に備えましょう
    ま、厳しさ分、美しさは抜群なんですけどね。

    それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


    by カエレバ

    | クッカー | 12:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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    フジカハイペット ~キャンパー垂涎のストーブ??

    んーと。
    今回は山道具の紹介にあらず。
    キャンパーに絶大な人気を誇る(らしい)ストーブ
    『フジカハイペット』
    のご紹介です。

    フジカハイペット01
    1年半ほど待って、ようやく届きました。
    黒の反射板付きモデル。
    見た目がよろしい。

    目目連もついにキャンプに目覚めたか?
    と言うわけではありません。
    家庭内でちょいちょい使いたいなと思って発注しました。

    私は暖房で部屋をぬくぬくにするのは苦手です。
    少し厚着して、半纏を羽織ってぐらいの温度で十分です。
    と言うわけで、こう言ったミニマムなのを選択。

    フジカハイペット02
    漏れ防止タンク、揺れ感知でのシャットダウンなど、
    ちっこいのに機能は充実。

    フジカハイペット03
    初火入れ。
    赤くなる部分が昭和のストーブを思い出させる。
    着火は、山用にしてる『プラズマライター』を流用。(プレートの上の赤いの)
    しかし、これはヘッドが大きいので点けづらい。
    もしかしたら、フジカ専用にもう一つ別のを買うかもしれません。

    うむ。
    小さくてパワー不足の分、私好みの室温になる。
    反射板があるので、壁際に置いても壁が熱くならない。

    タカギ・ポンプ
    タカギ・ポリタンク用ポリカンポンプ電池いらず
    タンクの口が小さく、普通のポンプでは合わないとのことで購入。
    これは使いやすい。
    レビューで頭の弱めの人が『途中でポンピングを足さないといけない』的に文句言ってますが、ポリタンクにもポンプにも負担をかけないために、必要に応じてポンピングし直す方がいいのは当然です。

    商品詳細はこちらの『フジカハイペットの公式ページ』をどぞ。
    なんだか今は受注してないようですね。

    ま、ちょっとお値段高めだし、届くまでえらく時間もかかりましたが、
    愛着を持ってずっと使い続けられるものが手に入って満足です。


    ろっくんろーる


    ピッケル、ワカン、アイゼン等々に関しては、
    こちらの『冬山系』カテゴリをお役立てください。




    これは私のと同じ。
    頭が大きいのでフジカハイペット用には小さいのを買うつもり。

    | 面白い!系 | 17:07 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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