Juza Field Gear Zelt Plus - ツェルト・プラス ~その2・実際~
今回は『ツェルトプラス』の実使用レポです。

6月の給料で購入。
使いもしないストックまで買いました。聞いたことも無いメーカーの超安物ですが、この『三角フレーム法』をやってみたい一心で買いました。
レポ遅くなってしまいました。
でも、8月は仕事がもっと忙しくなり、しばらく更新できなさそうなので、
今でしょ!と。
ツェルトプラスの理論的見解は『~その1・初見~』をどうぞ。

まずはEm-Shelter I(旧タイプ)との大きさ比較。
一瞬『デカっ』と思ったが、このメーカーの特徴で大きめのスタッフバッグにゆるく収まっている。
冬用手袋を想定してあるためで、実用第一に考えられている。
ザックに入れれば『おしくらまんじゅう』されて圧縮されるので問題無し。

つーことで、3回りほど小さいEm-Shelterのスタッフバッグにも難なく収まる。
そしてついに・・・
このツェルト・プラスの最大の特徴
『三角フレーム(A型フレーム)』設営法をやって見ましたー!
この張り方は、ツェルト泊をした人なら一度は思い描いたであろう、云わば念願の設営法でーす。

ピンと引っ張って、前室部分をペグダウンすればこの通り自立するので、張り綱を張る作業がとってもやりやすい。
無論、ツエルトなので張り綱が必要なのは言うまでもない。(後ろ側は木に支点をとっている)

メーカー写真のように上手く張れてない。練習が必要だな。
ストックは120cmにしてみた。も少し長くても良いか。
従来型ツェルトでの『お約束』の『ド真ん前&ド真ん中』ポールが無いので、いざこうやって実際に張って見ると、出入りがしやすいとあらためて思う。

コードを引き出す『スタッフバッグの切れ目』が見つけにくかった。
次からは問題ないが『目印があると良かったなー』と、ひと言文句をつけてみる。
スタッフバッグのヒモは特に問題ないと思うが、登山用品店で切り売りしてる2~3ミリの細引に変えた方が無難かも。

入口の幕はフラップ付きなので、雨・風の浸入が軽減される。

フラップを端に寄せると、靴は余裕のスペースですね。

床の一番端の結びを解くと、前室にプラスしてこんだけスペースがとれるので、ドラゴンフライのような平置きストーブでさえも余裕しゃくしゃく。
でっかい換気口が真上にあるので換気も安心。(火の使用は自己責任)
ではっ!
お待ちかねのうんちくをっと。
動画を見ただけでは、どうも『子供だまし』っぽく思えて、正直『ホントかいな?』感が抜けませんでした・・・。
・・・が、実際手にしてみると、単純至極な構造にもかかわらず、三角フレームが見事に成立している。
従来型のツエルトは『フニャフニャ感満点』でしたが、ジュウザ式三角フレームでは『ビシッ』と安定している。
全然違う。
従来の設営方法 = 『いわゆる天幕』『三角形に吊るされた幕』
ジュウザ式三角フレーム法 = 『簡易テント』
ってな感触ですね。
幕の垂れ下がりもない。『はためき』が少ない。
イコール空間が広い!
Zelt Plusが他の従来型ツェルトと比較して優れている点をあげますと、
その1
ジュウザ式三角フレーム法は設営が簡単&スピーディー
その2
安定感がある
その3
前室部分の僅かなスペースが予想以上に役に立つ
その4
出入がしやすい。これに尽きるっ!
『ツェルト泊』に関して評価すれば、過去最高のツェルトだとあらためて思います。
設営も従来式より簡単なので、あえてストックを3本持って行くと言うのもありと思う。(後側1本、前2本)
わたし的に太鼓判の『ナンバーワンおすすめツェルト』でーす!
最後に一言。
ツェルトをテント代わりにするのは『条件のいい時』のみです。
従来のツェルトよりは格段に進化していて、最強のツェルトなのは間違いないですが、安定性、安心感はテントには敵いません。あくまで『ツェルトの範囲』でのお話です。
3000m稜線や、風雨・降雪の恐れがある場合は『か・な・ら・ず』テントで行きましょうね。
そこだけは、はき違えないようにしましょう!
夜・露・死・苦っ!
Juza Field Gear
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練習をして、『三角フレーム』のコツがつかめてまいりました。
底割れを結んでいるヒモが、はちけそうにならない程度にピンと張って、
四隅を固定します。
んで、一番のコツは、動画にもさり気なく書いてありますが、
最初は『ストックをゆるく仮固定』することです。
そー。
外れない程度と言うか、スルスルすべるくらい、ゆるく固定することですね。
んで、立ち上げてから、全ての張り綱ピンと張って、
最後に『ストックをしっかり固定』することですね。
これで快適な空間が作れます。
つっかー。
動画内で、さり気なくじゃなくて、太字か何かで強調して欲しいコツです。
ご参考まで。
過去最高のツェルトとは思いますが、あくまで『簡易』テント『仮設』テントの領域は抜けだせません。
厳しい所への設営は『必ず』テントを持って行きましょうね。
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| お泊り系 | 15:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
目目連さん、こんばんわ
やはり、とても良いツェルトのようですね。
僕も、どうしようか悩んでいましたが、希望のテントが手に入ったので、今回は見送る事にしました。
ただ、最後にコメントされていたように
テントとツェルトでは使うシーンが異なるようですね。
まずはテントで山泊に慣れたら、次のステップに良さそうですね。
| オニオン/ | 2013/07/29 00:58 | URL |